
弁護士 有田勝浩
ART法律事務所 代表弁護士
所属 :第一東京弁護士会
登録番号:第36443号
ART法律事務所では、SNS型投資詐欺の被害に遭われた被害者救済と、依頼者様一人ひとりの笑顔を取り戻すことを使命とし、詐欺被害撲滅に励んでおります。
Instagramの広告経由でグループLINE「大化け共創プロジェクト」へ案内され、実在する金融機関になりすました偽の投資用プラットフォーム「CIB」で取引を行うよう促されたというご相談が、当事務所に寄せられました。
当事務所では、本件に関して、金融庁の「SNS上の投資詐欺が疑われる広告等に関する情報受付窓口」へ情報提供を行いました。
IPO株に当選したとの名目で追加の入金を迫られ、さらには外部のローン会社の利用まで勧められたという内容のご相談です。
CIB(大化け共創プロジェクト)の情報提供概要
当事務所に寄せられたご相談を踏まえ、上記金融庁窓口を通じて、以下の内容について情報提供を行いました。
| サイト名 | CIB(なりすまし) |
| グループLINE名 | 大化け共創プロジェクト |
| SNSの種類 | Instagram(広告) |
| 偽広告等を特定するための情報 | Instagram上で投資関連の広告を見つけ、タップしたところグループLINEへ誘導されたとのことです。 |
| 偽広告等の概要 | Instagram上の広告からグループLINEへ誘導し、投資に関する情報発信を行っていたとされています。 |
| なりすまされている著名人等の名前 | クレディ・アグリコル・コーポレート・アンド・インベストメント・バンク |
| なりすまされている著名人等による注意喚起情報 | https://www.ca-cib.co.jp/news/pdf/Notification.pdf |
| クローズドチャット(LINEのグループなど)への誘導の有無 | あり(LINEグループ「大化け共創プロジェクト」) |
| 上記が「あり」の場合、クローズドチャットのリンク先が特定できる情報 | URL等は確認されておりません。グループ名は「大化け共創プロジェクト」です。 |
| 広告等から特定のウェブサイトへ遷移されることの有無 | あり |
| 上記が「あり」の場合、遷移されるウェブサイトのリンク先が特定できる情報 | https://app.cibjp.com/?v=1.0.8#/welcome |
⇒CIB(大化け共創プロジェクト)のご相談はこちらから(公式LINEが開きます)
実際に寄せられた相談内容
ご相談者様から伺った内容では、以下の流れで投資へ誘い込まれたとのことです。
- Instagramで投資に関する広告を見かけ、タップする
- グループLINE「大化け共創プロジェクト」に誘導される
- グループ内で偽の投資用プラットフォーム「CIB」のURLが共有され、登録を指示される
- プラットフォーム上で取引を開始する
グループLINE「大化け共創プロジェクト」には、「先生」や「アシスタント」と称する人物が複数参加しており、投資に関する情報が日々発信されていたとのことです。
その後、グループ内で偽の投資用プラットフォーム「CIB」のURLが送られてきたため、ご相談者様は案内どおりにサイトへの登録を行いました。
なお、偽プラットフォーム「CIB」は、実在する金融機関であるクレディ・アグリコル・コーポレート・アンド・インベストメント・バンクの名称・ブランドを無断で使用した、なりすましサイトです。
実際に、クレディ・アグリコル・コーポレート・アンド・インベストメント・バンクからは注意喚起の文書が出されています。

ご相談者様が紹介された偽のプラットフォーム上では取引を行うたびに利益が計上されているかのような画面表示がなされており、当初、正規の投資サービスであると信用していました。
しかしその後、IPO株に当選したとの説明を受けた際に、「現在の口座残高では購入資金が足りない」との理由で追加入金を求められます。
手元に資金がない旨を伝えると、「CIB機関を通じた融資が可能」と案内されましたが、「利益からの返済は認められない」として、外部のローン会社の利用まで勧められるに至りました。
この対応に疑念を抱いたご相談者様が独自に調査を行ったところ、同様の手口による詐欺被害の事例が複数見つかり、本件が詐欺であると判断して当事務所へご相談されました。
CIB(大化け共創プロジェクト)にみられる手口の特徴
今回のご相談を通じて確認されたCIB(大化け共創プロジェクト)の手口には、以下のような特徴があります。
- Instagram広告を起点としたSNS経由の勧誘
- グループLINE「大化け共創プロジェクト」を用いた閉鎖的な環境での囲い込み
- 実在する金融機関(クレディ・アグリコル・コーポレート・アンド・インベストメント・バンク)へのなりすまし
- 「先生」「アシスタント」を名乗る複数の人物による段階的な信頼の醸成
- 取引画面上で利益が生じているかのような虚偽の表示
- IPO株当選を口実に追加入金を要求する手口
- 融資やローン会社の利用を持ちかけ、さらなる出費を誘導する手口
SNS広告で接触し、閉じたコミュニティへ取り込んだうえで信用を構築し、段階的に金銭を支出させていく――こうした流れは、SNS型投資詐欺で頻繁に確認されるパターンです。
とりわけ本件では、実在する大手金融機関の名称を騙ることで信頼性を演出している点、さらにIPO株当選という魅力的な話題を持ち出して追加入金を迫り、果てにはローン会社の利用まで誘導するという多段階の手口が用いられており、被害額が膨らみやすい構造であることに注意が必要です。
当事務所の対応およびご相談のご案内
ART法律事務所では、SNSを発端とする投資詐欺が疑われる案件について、幅広くご相談を承っております。次のような状況に心当たりのある方は、一度ご連絡ください。
- 出金しようとしたところ、追加の入金や手数料を求められている
- 取引画面上では利益が出ているのに、実際には資金を引き出せない
- IPO株当選や特別案件への参加を理由に、さらなる資金投入を促されている
- 融資やローン会社の利用を勧められ、借入れまでして投資資金を用意するよう求められた
- SNSやLINEグループ内の指示に従って送金を繰り返してしまった
- 返金の見通しについて、専門家の判断を仰ぎたい
このような状況に置かれている方は、これ以上の被害を防ぐためにも、速やかに専門家へご相談ください。
被害の回復は、対応を開始するタイミングが早いほど可能性が高まる傾向にあります。
本記事は、当事務所に寄せられたCIB(大化け共創プロジェクト)に関するご相談を受けて、関係機関である金融庁へ情報提供を実施した事実をお知らせするものです。
同じような手口の被害が拡大しないよう、十分にご警戒ください。
不安を感じていらっしゃる方は、お早めに当事務所までお問い合わせください。

.png)