
弁護士 有田勝浩
ART法律事務所 代表弁護士
所属 :第一東京弁護士会
登録番号:第36433号
ART法律事務所では、SNS型投資詐欺の被害に遭われた被害者救済と、依頼者様一人ひとりの笑顔を取り戻すことを使命とし、詐欺被害撲滅に励んでおります。

弁護士 有田勝浩
ART法律事務所 代表弁護士
所属 :第一東京弁護士会
登録番号:第36433号
ART法律事務所では、SNS型投資詐欺の被害に遭われた被害者救済と、依頼者様一人ひとりの笑顔を取り戻すことを使命とし、詐欺被害撲滅に励んでおります。
X(旧Twitter)上の株式投資に関する投稿をきっかけに、グループLINE「資産成長ラボA28」へ誘導されたというご相談をお受けいたしました。そのグループ内では、投資用アプリ「CGM Max(シージーエム マックス)」への登録を案内されたとうかがっております。
当事務所では、本件に関して、金融庁の「SNS上の投資詐欺が疑われる広告等に関する情報受付窓口」へ情報提供を行いました。
ご相談者は当初、株式投資として案内を受けていました。しかし、実際には暗号資産取引所Coincheckを通じてETH(イーサリアム)を購入し送金していたことが、後の調査で判明しています。本記事では、ご相談の経過と当事務所の独自調査の結果をご紹介いたします。

- 入口はX(旧Twitter)の株式投資の投稿で、そこからグループLINE「資産成長ラボA28」を経て投資用アプリ「CGM Max」への登録へと案内される構成が確認されています。
- アプリ上では利益が出ているように残高が表示される一方、出金申請の段階で「口座凍結」を理由に資金を引き出せず、実際にはCoincheckを通じてETHを送金していたことが後に判明したとのことです。
- 当事務所が独自に調査したところ、「CGM Max」と同名のサイト「cgmmax.com」は2026年5月22日に登録されたばかりで運用期間が約24日(2026年6月15日時点)であり、App Storeでの検索では現在該当アプリが表示されないことが確認されました。
金融庁へ情報提供した内容の概要
はじめに、当事務所が金融庁の情報受付窓口へ提出した情報の概要を整理いたします。ご相談者からお預かりした事実関係をもとに、入口となったSNSやグループLINE名、誘導された投資用アプリ「CGM Max(シージーエム マックス)」などを以下のとおりまとめております。
| サイト名 | CGM Max(シージーエム マックス) |
| グループLINE名 | 資産成長ラボA28 |
| SNSの種類 | X(旧Twitter) |
| 偽広告等を特定するための情報 | X上に投稿されていた株式投資に関する内容に興味を持ち、投稿者へ連絡したところグループLINEへ誘導された |
| 偽広告等の概要 | グループLINE内で「先生」「アシスタント」と称する人物から売買の指示を受け、投資用アプリへの登録を案内された。アプリ上では利益が表示されたが、出金申請時に口座凍結を理由に引き出せなくなった |
| なりすまされている著名人等の名前 | なし |
| なりすまされている著名人等による注意喚起情報 | なし |
| クローズドチャット(LINEのグループなど)への誘導の有無 | あり |
| 上記が「あり」の場合、クローズドチャットのリンク先が特定できる情報 | 現時点でURL等は確認されておりません。(グループLINE「資産成長ラボA28」) |
| 広告等から特定のウェブサイトへ遷移されることの有無 | あり |
| 上記が「あり」の場合、遷移されるウェブサイトのリンク先が特定できる情報 | 偽アプリ名:CGM Max 偽アプリのURL:なし(App Store/Google Playで検索して取得したとのこと) |
⇒CGM Max(資産成長ラボA28)のご相談はこちらから(公式LINEが開きます)
実際に寄せられたご相談の経過
ここでは、ご相談者が「CGM Max」へ登録するに至った経過を時系列でご紹介いたします。SNSでの接触から出金できない状況に至るまで、一つひとつの段階を追ってご説明いたします。
- X(旧Twitter)上で株式投資に関する投稿を見かけ、内容に興味を持って投稿者へ連絡した
- 連絡をきっかけに、グループLINE「資産成長ラボA28」へ誘導された
- グループ内では「先生」「アシスタント」と称する人物が、日常的に株式投資の情報提供や売買の指示を発信していた
- その後、投資用アプリ「CGM Max」のダウンロードと登録を案内され、指示に従って登録した
- アプリ上では取引のたびに利益が生じているかのように表示され、資産が増えているように見受けられた
- 一定の利益が生じたものと考えて出金を申請したところ、口座が凍結された旨の説明を受けた
- 不審に思って調べたところ、実際には暗号資産取引所Coincheckを通じてETHを購入し送金していたことが判明した
ご相談者は、グループLINE内で発信される情報や売買の指示を参考にしながら、株式投資として取引を進めていたとうかがっております。アプリの画面上では資産が着実に増えているように表示されていたため、利益が生じているものと認識されていたとのことです。
ところが、出金を申請した段階で状況が一変いたしました。資金を引き出そうとすると「口座が凍結された」と説明され、思うように出金できない状態が続いたそうです。その説明に不審を抱いて確認を進めたところ、案内されていた取引の実態が当初の説明と異なっていたことが分かってまいりました。
具体的には、株式投資を目的とするものと案内されていたにもかかわらず、実際には暗号資産取引所Coincheckを経由してETH(イーサリアム)を購入し送金する形になっていたとのことです。ご相談者は、同様の手口によるSNS型投資詐欺の事例が複数確認されていることを知り、当事務所へご相談くださいました。
⇒X(旧Twitter)の投資投稿をきっかけにグループLINE「資産成長ラボA28」へご参加された経過のある方は、ART法律事務所の公式LINE窓口にてご状況をお伝えいただけます
「CGM Max」に関するご相談から見られる手口の特徴
続いて、本件のご相談からうかがえる手口の特徴を整理いたします。いずれもSNS型投資詐欺で繰り返し見られる流れであり、公的機関も同種の事例について注意を呼びかけています。
- SNSの投稿を入口として、外部のグループLINEという閉じた空間へ誘導される
- グループ内に「先生」「アシスタント」と称する人物が登場し、売買の指示を発信する
- 株式投資として案内されながら、専用アプリの登録を求められる
- アプリ上では利益が出ているように残高が表示され、資産が増えているように見せられる
- まとまった金額を出金しようとした段階で、口座凍結などを理由に引き出せなくなる
- 株式投資という説明とは異なり、実際には暗号資産取引所を通じた送金が行われていた
これらの流れは、SNS型投資詐欺に共通して見られるパターンと重なります。金融庁も「それ詐欺です!SNS上の投資勧誘にご注意ください!」のなかで、証券口座を装ったスマホアプリが使われている事例を挙げています。具体的には、アプリ上で利益が出ているように装い、まとまった金額の出金を申請すると理由をつけて断られるケースに注意を促しています。
本件で特徴的な点として、株式投資という当初の説明に対し、実際の送金が暗号資産取引所Coincheck経由のETHであった点が挙げられます。正規の暗号資産取引所であるCoincheckそのものが取引に関与しているわけではなく、あくまで送金の経路として用いられていた構図と考えられます。
アプリ上に表示される残高や利益は、必ずしも実際に引き出せる資金の裏付けがあるとは限りません。出金を申請した段階で、口座凍結などを理由に引き出せない状況に直面されることもございます。そうした場合には、追加のお振込みやご送金を進められる前に、ご状況を一度ご整理いただくことが、その後の検討の手がかりとなることがございます。
当事務所による独自調査の結果
本記事では、ご相談の事実関係に加えて、当事務所が独自に確認した内容もあわせてご紹介いたします。なお、ここでご紹介する同名サイトの情報は、今回金融庁へ情報提供した対象そのものではなく、同じ「CGM Max」という名称に関連して独自に確認した事項である点を、あらかじめ申し添えます。
App Storeでの検索結果について
ご相談者は、App Store/Google Playで「CGM Max」を検索して当該アプリを取得したとのことでした。一方、当事務所が確認した時点では、App Storeで「CGM Max」を検索しても該当するアプリが表示されない状態でした。

正規に継続して提供されているアプリであれば、ストアの検索で確認できることが一般的です。この点は、本件を考えるうえでの一つの材料になると考えられます。
同名サイト「cgmmax.com」に関する独自調査
当事務所が独自に調査したところ、「CGM Max」と同名のサイト「cgmmax.com」の存在が確認されました。実際にアクセスすると、メールアドレスとログインパスワードの入力を求めるログイン画面が表示され、運営者情報や利用規約などの記載は確認できませんでした。

続いて、当該ドメインのWhois情報(ドメイン登録情報)を確認いたしました。Whois情報は、ドメインの登録日や登録者の所在地などを客観的に確認できる公開情報です。確認した内容は以下のとおりです。
| ドメイン名 | cgmmax.com |
|---|---|
| 登録日(Creation Date) | 2026年5月22日 |
| 更新日(Updated Date) | 2026年5月22日 |
| 運用期間 | 約24日(2026年6月15日時点) |
| レジストラ | Name.com, Inc.(IANA ID:625) |
| 登録者情報 | 所在地は中国広東省中山市と表示。電話番号およびメールアドレスはプライバシー保護により非開示 |
| ネームサーバー | ns1cnb.name.com ほか(name.com) |
| ドメインステータス | clientTransferProhibited |

Whois情報から客観的に確認できる事実として、当該ドメインが2026年5月22日に登録されたばかりであり、確認時点での運用期間が約24日(2026年6月15日時点)にとどまる点が挙げられます。また、登録者の所在地は表示されている一方、連絡先となる電話番号とメールアドレスはプライバシー保護により開示されていない状態でした。
ドメインの登録からの期間が短いことや、連絡先が開示されていないことは、それ自体が直ちに違法性を示すものではございません。もっとも、資産運用に関わるサービスをご検討される際には、運営者情報や問い合わせ先が確認できるかどうかをあわせてお調べいただくことが、ご判断の一助になると考えられます。
当事務所では、本件と共通する構造のご相談につきましても、過去に金融庁への情報提供を行っております。具体的には、X(旧Twitter)を入口としてグループLINEへ誘導され、投資用アプリ上で出金時に支障が生じたという経過のご相談です。入口の流れが本件と重なる事例として、以下の記事もあわせてご参照ください。
⇒同様にSNSからグループLINEを経て投資アプリへ誘導された経過がございましたら、公式LINEにて状況を承っております
当事務所の対応およびご相談のご案内
ここまで、「CGM Max」に関するご相談の経過と独自調査の結果をご紹介してまいりました。最後に、当事務所がご相談をお受けできるケースと、ご相談にあたっての考え方をご案内いたします。
当事務所では、たとえば以下のようなご状況に心当たりのある方からのご相談を承っております。
- X(旧Twitter)などのSNSの投稿をきっかけに、グループLINEへ誘導された経過のある方
- グループLINE「資産成長ラボA28」に参加し、投資用アプリ「CGM Max」への登録を案内された方
- アプリ上で利益が表示されたものの、出金申請時に口座凍結などを理由に引き出せなくなった方
- 株式投資として案内されながら、Coincheckを通じてETHを送金していた方
こうしたご相談では、やり取りの記録や送金の控えなどの資料が早い段階で整理されているほど、その後の検討を進めやすくなる傾向がございます。早めの段階でご相談いただいた場合であっても、被害回復が必ず保証されるものではありませんが、ご状況の整理という観点からは、お早めのご相談に一定の意味があると考えられます。
本記事は、当事務所が金融庁へ情報提供を行った事実をお知らせするものであり、特定の個人や事業者を断定するものではございません。また、SNS型投資詐欺の手口は日々変化しております。少しでも不安を感じられた際には、お振込みやご送金を進められる前に、一度ご確認いただくことをおすすめいたします。
⇒CGM Max(資産成長ラボA28)のご相談はこちらから(公式LINEが開きます)
よくあるご質問(FAQ)
最後に、「CGM Max」に関するご相談に関連して、お問い合わせの多い点をFAQ形式で整理いたします。本件の経過をふまえて、できるだけ具体的にお答えいたします。
Q:アプリ「CGM Max」上に表示されていた利益や残高は、実際に存在する資金なのでしょうか?
A:アプリ上に表示される残高や利益が、必ず実際に引き出せる資金を表しているとは限りません。金融庁も、証券口座を装ったスマホアプリの事例について、振り込んだ額と同額が入金されたかのように残高表示され、取引の結果として利益が出ているかのように装われるケースがあると注意を促しています。表示上の数字だけでなく、実際に出金できるかどうかが一つの判断材料になると考えられます。
Q:株式投資のはずが、なぜ暗号資産取引所Coincheckでイーサリアムを購入・送金することになったのでしょうか。正規の株式投資でもこうした流れはあるのでしょうか?
A:正規の株式投資では、株式の購入のために暗号資産取引所でETH(イーサリアム)を購入し送金するという流れは通常想定されません。本件では、株式投資として案内されながら、実際にはCoincheckを経由したETHの送金が行われていたとうかがっております。当初の説明と実際の資金の流れが異なる場合には、慎重にご確認いただくことが望ましいと考えられます。
Q:App Storeで「CGM Max」を検索しても表示されませんが、これは詐欺と関係があるのでしょうか?
A:検索で表示されないこと自体が直ちに詐欺を意味するわけではありません。もっとも、警察庁や金融庁は、勧められた投資アプリの名称をインターネットで検索し、口コミ等を確認することを呼びかけています。正規に継続提供されているアプリであれば、通常はストアの検索で確認できるため、表示されない場合には一度立ち止まってご確認いただくことが大切です。
Q:出金しようとすると「口座が凍結された」と説明されました。すでにETHを送金してしまった場合、どのような対応が考えられますか?
A:すでにご送金をされている場合でも、やり取りの記録や送金の控えなどの資料をできる限り保全していただくことが、その後の検討の出発点となります。送金先の口座について、振り込め詐欺救済法(預金口座等に係る不正な利用の防止等に関する法律。振り込め詐欺救済法・e-Gov法令検索)に基づく手続が関わる場面もございます。もっとも、こうした手続によっても被害回復が必ず保証されるものではありません。ご状況に応じた対応を、お早めにご検討いただくことをおすすめいたします。
⇒CGM Max(資産成長ラボA28)のご相談はこちらから(公式LINEが開きます)
※本記事の記載内容は2026年6月の法令・情報に基づいたものであり、個別の事案に対する法的アドバイスを提供するものではありません。詳しくは当事務所の免責事項をご確認ください。
※本記事は2026年6月15日時点で確認した情報に基づいて作成しております。掲載しているWhois情報やApp Storeの検索結果は、確認時点の状況です。

