
弁護士 有田勝浩
ART法律事務所 代表弁護士
所属 :第一東京弁護士会
登録番号:第36433号
ART法律事務所では、SNS型投資詐欺の被害に遭われた被害者救済と、依頼者様一人ひとりの笑顔を取り戻すことを使命とし、詐欺被害撲滅に励んでおります。

弁護士 有田勝浩
ART法律事務所 代表弁護士
所属 :第一東京弁護士会
登録番号:第36433号
ART法律事務所では、SNS型投資詐欺の被害に遭われた被害者救済と、依頼者様一人ひとりの笑顔を取り戻すことを使命とし、詐欺被害撲滅に励んでおります。
Facebookに掲載された投資広告をきっかけにグループLINE「L116富の成長研究所」へ参加させられ、偽の投資用サイト「BGC」を通じた取引を勧められたというご相談が、当事務所に寄せられました。
当事務所では、本件に関して、金融庁の「SNS上の投資詐欺が疑われる広告等に関する情報受付窓口」へ情報提供を行いました。
IPO株の当選を理由に追加入金を求められ、最終的には関係者との連絡が途絶えてサイトにもアクセスできなくなったという相談内容です。
BGC(L116富の成長研究所)の情報提供概要
ご相談者様より寄せられた情報にもとづき、金融庁の上記窓口へ以下の内容を報告しました。
| サイト名 | BGC |
| グループLINE名 | L116富の成長研究所 |
| SNSの種類 | Facebook(広告) |
| 偽広告等を特定するための情報 | Facebookに掲載された投資関連の広告をタップした結果、グループLINEに誘導されたとのことです。 |
| 偽広告等の概要 | Facebook広告を起点としてグループLINEに誘い込み、投資に関する情報提供や取引指示が行われていたとされています。 |
| なりすまされている著名人等の名前 | 現時点では確認されておりません。 |
| なりすまされている著名人等による注意喚起情報 | 現時点では確認されておりません。 |
| クローズドチャット(LINEのグループなど)への誘導の有無 | あり(LINEグループ「L116富の成長研究所」) |
| 上記が「あり」の場合、クローズドチャットのリンク先が特定できる情報 | URL等は確認されておりません。グループ名は「L116富の成長研究所」です。 |
| 広告等から特定のウェブサイトへ遷移されることの有無 | あり |
| 上記が「あり」の場合、遷移されるウェブサイトのリンク先が特定できる情報 | https://www.kghutre.com/#/home/index |
⇒BGC(L116富の成長研究所)のご相談はこちらから(公式LINEが開きます)
実際に寄せられた相談内容
ご相談者様からいただいた情報をもとに、被害に至るまでの経過を整理します。
- Facebookに掲載されていた投資関連の広告に興味を持ち、タップする
- グループLINE「L116富の成長研究所」に誘導され、参加する
- グループ内の指示で偽サイト「BGC」に登録し、取引を開始する
- IPO株に当選したとの説明を受け、不足金として追加の入金を行う
- その後、関係者との連絡が途絶え、サイトにもアクセスできなくなる
グループLINE「L116富の成長研究所」には、「先生」や「アシスタント」と称する人物が参加し、投資に関する情報提供ややり取りが継続的に行われていたとのことです。
グループ内で偽サイト「BGC」への登録が案内され、ご相談者様は指示に従いサイトへ登録して取引を開始しました。サイト上では取引を行うたびに利益が発生しているかのような表示がなされ、資産が増えているように見えていたとのことです。
その後、IPO株に当選したとの説明を受けましたが、口座残高では購入資金が不足しているとして追加入金を求められ、ご相談者様はこれに応じて入金を行いました。
しかし、取引を継続していたところ、ある日突然グループLINE上の「先生」および「アシスタント」との連絡が取れなくなり、サイトにもアクセスできない状態となりました。この時点でご相談者様は詐欺であると認識し、当事務所へ相談されたとのことです。
偽サイト「BGC」のドメイン(kghutre.com)に関するWhois調査結果
当事務所では、偽サイト「BGC」に使用されているドメイン「kghutre.com」について、公開されているWhois情報の調査を行いました。調査の結果、以下の情報が確認されています。
| 調査対象ドメイン | kghutre.com |
|---|---|
| 登録日(Create) | 2026年2月3日 |
| 有効期限(Expiry) | 2027年2月3日 |
| 運用期間 | 約2か月(2026年4月9日時点) |
| レジストラ | Gname.com Pte. Ltd.(IANA ID: 1923・シンガポール) |
| 登録者国 | KH(カンボジア) |
| 登録者情報 | Redacted for privacy(プライバシー保護により非公開) |
| ネームサーバー | B7.SHARE-DNS.NET / A7.SHARE-DNS.COM |
| ドメインステータス | clientTransferProhibited |
Whois情報から読み取れる見解
上記の調査結果からは、注意すべき複数の要素が確認されます。
- ドメインの登録日が新しい:2026年2月3日に取得されたドメインであり、2026年4月9日時点での運用期間は約2か月です。ドメインの運用期間が極めて短い点は、注意すべき要素のひとつです。
- 登録者情報がすべて非公開:登録者名・組織名・住所・連絡先のすべてがプライバシー保護により秘匿されており、サイト運営者の実態を確認することができない状態です。
- ドメイン名がサイト名と無関係:偽サイトの名称は「BGC」ですが、使用されているドメイン名は「kghutre.com」であり、サイト名との関連性が見られません。ドメイン名とサービス名が一致しない点は、注意すべき要素のひとつです。
以上の特徴を総合すると、当該ドメインは運用期間が極めて短く、運営者情報も非公開であり、サイトの実態が不透明な状態にあるといえます。
BGC(L116富の成長研究所)にみられる手口の特徴
本件で確認された手口には、以下のような特徴が認められます。
- Facebook広告を起点としたSNS経由の誘導
- 「L116富の成長研究所」という資産の成長を連想させるグループ名
- 「先生」「アシスタント」と称する人物による情報提供と信頼構築
- 偽サイト「BGC」上での虚偽の利益表示
- IPO株当選を口実とした追加入金の要求
- 追加入金後、関係者との連絡が途絶えサイトにもアクセス不可に(連絡途絶型)
本件には、IPO株を口実にした追加入金の要求と、その後の連絡途絶という二つの被害パターンが重なっている点が特徴的です。
多くの事案では、出金段階で「税金」「手数料」等の名目で追加請求されるか、あるいは突然連絡が途絶えるか、いずれか一方のパターンが確認されています。しかし本件では、まずIPO株の不足金として入金を求められ、それに応じた後に連絡が途絶えるという二段構えの構造が取られています。結果として、追加入金分と当初の投資資金の両方が被害額となり、損害が拡大しています。
また、グループLINEの名称に「富の成長研究所」という表現が使われています。「研究所」という言葉は専門的な調査・分析を行う機関を連想させるため、結果としてグループに学術的・専門的な信頼性があるかのような印象を与えるおそれがあります。
さらに、偽サイトのドメイン名「kghutre.com」がサイト名「BGC」とまったく関連がない点も見過ごせません。正規の金融サービスであれば、サービス名とドメイン名は一致しているか、少なくとも関連性のある文字列が用いられる傾向があります。このような不一致は、利用者がサイトの正当性を判断するうえで注意すべきポイントです。
当事務所の対応およびご相談のご案内
ART法律事務所では、SNSを通じた投資詐欺が疑われるご相談をお受けしております。以下のいずれかに心当たりのある方は、まずはご状況をお聞かせください。
- 投資用のサイトやアプリに突然アクセスできなくなった
- 投資の関係者と連絡が取れなくなった
- IPO株の当選や特別な投資案件を理由に追加入金を求められた
- 出金を申し出たところ「税金」「手数料」等の名目で支払いを要求された
- SNSの広告やグループで勧められた投資に送金してしまった
- 被害に遭った資金について、今後どのような対応が取り得るか確認したい
こうした状況にある方は、被害がさらに拡大する前に、早い段階で弁護士にご相談ください。
早期にご相談いただくことで、取り得る対応の幅が広がる場合があります。ただし、被害金の回収が保証されるものではなく、事案の状況によっては対応が困難な場合もあります。
本記事は、当事務所に寄せられたBGC(L116富の成長研究所)に関するご相談を受け、関係機関である金融庁へ情報提供を行った事実をお伝えする目的で掲載しています。
同様の手口には十分ご注意ください。ご不安をお感じの方は、お早めに当事務所までお問い合わせください。
⇒BGC(L116富の成長研究所)のご相談はこちらから(公式LINEが開きます)
※本記事の記載内容は2026年4月の法令・情報に基づいたものであり、個別の事案に対する法的アドバイスを提供するものではありません。詳しくは当事務所の免責事項をご確認ください。

