「UBS(W167投資戦略グループ)」を騙る株式投資詐欺のご相談を受け、金融庁へ情報提供いたしました

この記事の監修者

弁護士 有田勝浩

ART法律事務所 代表弁護士
所属  :第一東京弁護士会
登録番号:第36433号

ART法律事務所では、SNS型投資詐欺の被害に遭われた被害者救済と、依頼者様一人ひとりの笑顔を取り戻すことを使命とし、詐欺被害撲滅に励んでおります。

Instagramに掲載されていた投資関連の広告をきっかけにグループLINE「W167投資戦略グループ」へ誘導され、世界的な金融機関UBSの名称を無断で使用した偽の投資用アプリで株式取引を行うよう勧められたというご相談が、当事務所に寄せられました。

当事務所では、本件に関して、金融庁の「SNS上の投資詐欺が疑われる広告等に関する情報受付窓口」へ情報提供を行いました。

出金を申請した際、「税金」および「手数料」の名目で追加の金銭を要求されたという内容のご相談です。

▼UBSを騙る投資詐欺の情報を提供する▼

目次

UBS(W167投資戦略グループ)の情報提供概要

ご相談者様よりいただいた情報にもとづき、金融庁の上記窓口へ以下の内容を報告しました。

サイト名UBS(なりすまし)
グループLINE名W167投資戦略グループ
SNSの種類Instagram(広告)
偽広告等を特定するための情報Instagram上の投資関連広告をタップしたところ、グループLINEに誘導されたとのことです。
偽広告等の概要Instagram広告を起点としてグループLINEに誘い込み、株式投資に関する情報配信が行われていたとされています。
なりすまされている著名人等の名前UBS
なりすまされている著名人等による注意喚起情報https://www.ubs.com/global/ja/legal/country/japan/disclaimer_3.html
クローズドチャット(LINEのグループなど)への誘導の有無あり(LINEグループ「W167投資戦略グループ」)
上記が「あり」の場合、クローズドチャットのリンク先が特定できる情報URL等は確認されておりません。グループ名は「W167投資戦略グループ」です。
広告等から特定のウェブサイトへ遷移されることの有無あり
上記が「あり」の場合、遷移されるウェブサイトのリンク先が特定できる情報偽アプリ名:UBS(AppStoreからダウンロード)
※アプリのURLは確認されておりません。

⇒UBS(W167投資戦略グループ)のご相談はこちらから(公式LINEが開きます)

実際に寄せられた相談内容

ご相談者様のお話をもとに、投資へ至った経緯を以下に整理します。

  • Instagramに掲載されていた投資関連の広告に興味を持ち、タップする
  • グループLINE「W167投資戦略グループ」に誘導され、参加する
  • グループ内で「機関投資口座」と称する偽アプリ「UBS」のダウンロードを指示される
  • AppStoreからアプリを取得し、登録後に株式投資の取引を開始する

グループLINE「W167投資戦略グループ」には、「先生」や「アシスタント」と称する人物が参加し、株式投資に関する情報提供が日常的に発信されていたとのことです。

その後、グループ内で「機関投資口座」という名目のもと、偽の投資用アプリのダウンロードが案内されました。ご相談者様は指示に従いAppStoreからアプリを取得し、登録を完了しています。

この偽アプリ「UBS」は、スイスに本拠を置く世界的な金融機関UBSの名称を無断で使用したなりすましアプリです。なお、UBSは自社のウェブサイトにおいて、同種のなりすましに関する注意喚起を公表しています。

UBS公式による注意喚起
参照:UBS「金融犯罪等に関する重要なお知らせ」

アプリの取引画面では、売買を行うたびに利益が計上されるような表示がなされ、資産が着実に伸びているように見えました。

一定の利益が出たと判断し出金を申請したところ、出金の条件として「税金」および「手数料」の二重の名目で追加の金銭を求められました。

この対応に不審を感じたご相談者様が調べた結果、同じ手口の詐欺被害が多数報告されていたことから、本件が詐欺であると判断し、当事務所へ相談されたとのことです。

UBS(なりすまし)にみられる手口の特徴

本件で確認されたUBS(なりすまし)の手口には、以下のような特徴が認められます。

  • Instagram広告を足がかりとしたSNS誘導型の勧誘
  • グループLINE「W167投資戦略グループ」という専門性を感じさせる名称での囲い込み
  • 世界的金融機関UBSの名称を無断で使用したなりすまし
  • 「機関投資口座」という金融用語を用いてアプリの権威性を演出
  • AppStoreからのダウンロードを促すことで正規アプリとの誤信を誘導
  • 「先生」「アシスタント」と称する人物による段階的な信用づくり
  • 偽アプリ上での虚偽の利益表示
  • 出金申請時に「税金」と「手数料」の二重の名目で追加の金銭を要求

SNS広告で利用者との接点を持ち、閉じたコミュニティ内で信頼を築き上げたのち、偽アプリの画面を通じて投資が好調であるかのように思い込ませ、出金段階で名目を設けて金銭を搾取する――この流れ自体は、SNS型投資詐欺に繰り返し見られる構造です。

しかし本件には、他の類似事案と比べてさらに巧妙な点がいくつかあります。まず、アプリを「機関投資口座」と称している点です。金融業界で用いられる専門用語を借用することで、一般の個人投資家に対して「機関投資家向けの特別な口座にアクセスできる」という希少性や特別感を抱かせ、警戒心を下げる効果が働いている可能性があります。

加えて、出金時に「税金」と「手数料」という二つの名目を同時に提示している点も注目されます。一つの名目だけでなく複数の請求を重ねることで、被害者が支払いを正当な手続きであると誤信しやすくなり、結果として被害額が膨らむおそれがあります。

また、なりすまし対象であるUBS自体が自社サイトにおいて注意喚起を公開していることからも、同様の手口が広く確認されていることがうかがえます。

当事務所の対応およびご相談のご案内

ART法律事務所では、SNSに端を発する投資詐欺が疑われる案件について、幅広くご相談を承っております。以下のような状況に置かれている方は、まずはご状況をお聞かせください。

  • 出金しようとしたところ「税金」「手数料」「保証金」等、複数の名目で追加の支払いを求められた
  • アプリ上では利益が出ているのに、資金を手元に引き出せない
  • LINEグループ内の「先生」や「アシスタント」の指示で送金を繰り返してしまった
  • 「機関投資口座」「特別口座」等の名称で案内されたアプリやサイトが本物かどうか不安を感じている
  • 有名な金融機関の名前を冠したサービスだったが、詐欺かもしれないと思い始めた
  • 被害を受けた資金に関して、今後取り得る対応について相談したい

このような状況でお困りの方は、被害がさらに拡大する前に、早い段階で弁護士にご相談ください。

早期に相談を開始することで、取り得る対応の選択肢が広がる場合があります。

本記事は、当事務所に寄せられたUBS(W167投資戦略グループ)に関するご相談を受け、関係機関である金融庁へ情報提供を行った事実をお伝えする目的で掲載しています。

同様の手口による被害が広がらないよう、くれぐれもご注意ください。

不安を感じていらっしゃる方は、お早めに当事務所までご相談ください。

⇒UBS(W167投資戦略グループ)のご相談はこちらから(公式LINEが開きます)

※本記事の記載内容は2026年4月の法令・情報に基づいたものであり、個別の事案に対する法的アドバイスを提供するものではありません。詳しくは当事務所の免責事項をご確認ください。

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