「Facebook(ビジネス版アプリ)」を騙る副業詐欺のご相談を受け、金融庁へ情報提供いたしました

この記事の監修者

弁護士 有田勝浩

ART法律事務所 代表弁護士
所属  :第一東京弁護士会
登録番号:第36443号

ART法律事務所では、SNS型投資詐欺の被害に遭われた被害者救済と、依頼者様一人ひとりの笑顔を取り戻すことを使命とし、詐欺被害撲滅に励んでおります。

Instagram上のダイレクトメッセージ(DM)をきっかけにLINEへの移行を促され、偽アプリである「Facebook(ビジネス版アプリ)」をダウンロードしてタスクを行うよう勧められたというご相談が当事務所に寄せられました。

当事務所では、本件に関して、金融庁の「SNS上の投資詐欺が疑われる広告等に関する情報受付窓口」へ情報提供を行いました。

タスクを進める過程で、「操作ミスにより広告配信が停止した」との説明を受け、「配信を再開し修復するためには追加の費用が必要である」として、金銭の支払いを求められたという相談内容です。

目次

Facebook(ビジネス版アプリ)の情報提供概要

当事務所に寄せられたご相談を踏まえ、上記金融庁窓口を通じて、以下の内容について情報提供を行いました。

サイト名Facebookビジネス版(なりすまし)
グループLINE名
SNSの種類Instagram(DM)
偽広告等を特定するための情報広告ではありません。
偽広告等の概要Instagram上で、見知らぬ人物から突然ダイレクトメッセージが届きました。これに対して返信を行ったところ、日常的な会話のやり取りが継続され、その後、LINEへ移行するよう促されたとのことです。
なりすまされている著名人等の名前Facebook(ビジネス版アプリ)
なりすまされている著名人等による注意喚起情報詐欺広告等の注意喚起はありますが、ビジネス版アプリのなりすましの注意喚起はありません。
クローズドチャット(LINEのグループなど)への誘導の有無現時点では確認されておりません。
上記が「あり」の場合、クローズドチャットのリンク先が特定できる情報現時点でURL等は確認されておりません。
広告等から特定のウェブサイトへ遷移されることの有無あり
上記が「あり」の場合、遷移されるウェブサイトのリンク先が特定できる情報https://mwuwn.lahuafa.com/Crhf2SgEFDx/1AS7zq0DFzqGz8sjC

⇒Facebook(ビジネス版アプリ)のご相談はこちらから(公式LINEが開きます)

実際に寄せられた相談内容

ご相談者様によれば、以下のような経緯で副業の勧誘を受けたとのことです。

  • Instagram上で、見知らぬ人物から突然ダイレクトメッセージ(DM)が届く
  • 日常的な会話のやり取りが継続され、その後、LINEへ移行するよう促される
  • LINE上において、副業の話題が持ちかけられる
  • 偽のアプリである「Facebook(ビジネス版アプリ)」のダウンロードを勧められる

LINEへ移行後、「月に約10万円程度の収入を得ることが可能である」との説明を受けたことから、これを信用し、副業を開始します。

その内容は、Facebookの広告配信に資金を投入し、その広告配信による収益を得るというものでした。

相手方からは、作業のために偽のアプリである「Facebook(ビジネス版アプリ)」のダウンロードを勧められ、ご相談者様は送付されたURLからアプリを取得します。

その後、指示に従い広告配信(いわゆるタスク)を行ったところ、少額ではあるものの実際に収益が発生し、報酬を受け取ることができました。

さらに、複数のタスクを継続して行うことで、利益が出ているように見受けられたため、ご相談者様は信用して作業を続けておりました。

しかし、タスクを進める過程で、相手方より「操作ミスにより広告配信が停止した」との説明を受け、「配信を再開し修復するためには追加の費用が必要である」として、金銭の支払いを求められます。

これらの対応に不審を抱き、ご相談者様がインターネット等で調査を行った結果、本件が詐欺であると知り、相談に至ったとのことです。

Facebook(ビジネス版アプリ)の特徴

Facebook(ビジネス版アプリ)では、以下のような特徴が見られます。

  • InstagramのDM誘導型
  • 知名度の高い企業へのなりますまし
  • LINEへの移行・グループLINE参加を経由するクローズド誘導型
  • 少額の報酬を支払うことで信頼させる
  • 取引画面上で利益が出ているように見せる表示(とされる)
  • 「操作ミスにより広告配信が停止した」、「配信を再開し修復するためには追加の費用が必要である」等の理由で、追加の支払いを要求

SNSからクローズドな場へ誘導したうえで取引を進めさせ、最終的に出金を制限する・追加の支払いを要求するという流れは、投資詐欺・副業詐欺で多く見られる典型的なパターンの一つです。

当事務所の対応およびご相談のご案内

当事務所では、SNSを起点とする投資詐欺が疑われる事案(出金不能・追加請求等を含む)についてご相談を受け付けております。

  • 出金申請をしたが、理由をつけて出金できない(出金日を先延ばしされる)
  • 利益表示はあるのに、引き出しができない/条件を追加される
  • SNSからLINEグループ等へ誘導され、個別の指示で取引を進めさせられている
  • 「先生」「アシスタント」等を名乗る人物の指示で送金・入金を行ってしまった
  • 返金の可能性や、今後取るべき対応を確認したい

このような状況でお困りの方は、お一人で抱え込まず、できるだけ早い段階でご相談ください。

被害回復の可能性は初動対応の早さによって、大きく左右される場合があります。

本記事は当事務所へ寄せられた、Facebook(ビジネス版アプリ)の相談内容をもとに、関係機関へ情報提供を行った事実をお知らせするものです。

同様の手口による被害拡大を防ぐためにも、十分ご注意ください。

ご不安な点がございましたら、お早めに当事務所までご相談ください。

⇒Facebook(ビジネス版アプリ)のご相談はこちらから(公式LINEが開きます)

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