
弁護士 有田勝浩
ART法律事務所 代表弁護士
所属 :第一東京弁護士会
登録番号:第36433号
ART法律事務所では、SNS型投資詐欺の被害に遭われた被害者救済と、依頼者様一人ひとりの笑顔を取り戻すことを使命とし、詐欺被害撲滅に励んでおります。

弁護士 有田勝浩
ART法律事務所 代表弁護士
所属 :第一東京弁護士会
登録番号:第36433号
ART法律事務所では、SNS型投資詐欺の被害に遭われた被害者救済と、依頼者様一人ひとりの笑顔を取り戻すことを使命とし、詐欺被害撲滅に励んでおります。
YouTube上の広告をきっかけにグループLINE「K213夢を築く協会」へ誘導され、代表を名乗る「小谷圭仁」らから「IBKR」と称するURLを通じて投資を勧められたというご相談が当事務所に寄せられました。
当事務所では、本件に関して、金融庁の「SNS上の投資詐欺が疑われる広告等に関する情報受付窓口」へ情報提供を行いました。
利益を出金しようとしたところ、「出金するには担保金を支払う必要がある」と説明されたという相談内容です。
IBKR(K213夢を築く協会)の情報提供概要
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当事務所に寄せられたご相談を踏まえ、上記金融庁窓口を通じて、以下の内容について情報提供を行いました。
| サイト名 | IBKR |
| グループLINE名 | K213夢を築く協会 |
| SNSの種類 | YouTube(広告) |
| 偽広告等を特定するための情報 | YouTube上で「日本の経済」と記載された広告を見つけ、興味を持ってタップした後、グループLINEへ誘導されたとのことです。 |
| 偽広告等の概要 | SNS上の接触を起点にグループLINEへ誘導され、投資指示や取引プラットフォーム登録の案内が行われていたとされています。 |
| なりすまされている著名人等の名前 | インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社 |
| なりすまされている著名人等による注意喚起情報 | InteractiveBrokers(フィッシング詐欺・なりすまし勧誘にご注意ください) https://www.interactivebrokers.co.jp/jp/general/warnings-on-frauds-and-scams.php |
| クローズドチャット(LINEのグループなど)への誘導の有無 | あり(LINEグループ) |
| 上記が「あり」の場合、クローズドチャットのリンク先が特定できる情報 | LINEグループ名「K213夢を築く協会」現時点でURL等は確認されておりません。 |
| 広告等から特定のウェブサイトへ遷移されることの有無 | あり |
| 上記が「あり」の場合、遷移されるウェブサイトのリンク先が特定できる情報 | https://www.ibkrjp.com |
⇒IBKR(K213夢を築く協会)のご相談はこちらから(公式LINEが開きます)
インタラクティブ・ブローカーズ・グループのなりすましの可能性

本件では「IBKR」と称するURLが送付されており、インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社(Interactive Brokers)を想起させる名称が用いられています。ここでは、正規のインタラクティブ・ブローカーズ・グループの概要と、同社による注意喚起を整理します。
本物のインタラクティブ・ブローカーズ・グループとは
インタラクティブ・ブローカーズ・グループ(Interactive Brokers Group, Inc.)は、1977年に創業者トーマス・ピタフィ氏がアメリカン証券取引所の会員権を取得したことに始まる、米国コネティカット州グリニッチに本社を置く世界的な電子ブローカーです。ティッカーシンボル「IBKR」で米国の証券取引所に上場しており、世界150以上の国と地域にサービスを提供しています。
日本法人であるインタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社は、関東財務局長(金商)第187号として第一種金融商品取引業者の登録を受けており、日本証券業協会にも加入しています。公式ドメインは「interactivebrokers.co.jp」です。
(参照:インタラクティブ・ブローカーズ「国内上場有価証券等書面」
インタラクティブ・ブローカーズによる注意喚起
インタラクティブ・ブローカーズ・グループの公式ホームページにおいても、同社の名称やブランドを悪用した詐欺行為について注意喚起が行われています。
上記のとおり、正規の金融機関の名称を用いた投資勧誘事案が確認されていることから、本件についても、なりすましである可能性を慎重に検討する必要があります。
本件で使用されているドメイン「ibkrjp.com」は、正規のインタラクティブ・ブローカーズ日本法人の公式ドメイン「interactivebrokers.co.jp」とは異なるものです。
⇒IBKR(K213夢を築く協会)のご相談はこちらから(公式LINEが開きます)
実際に寄せられた相談内容

ご相談者様によれば、以下のような経緯で投資勧誘を受けたとのことです。
- YouTube上で「日本の経済」と記載された広告を見つける
- 広告をタップした後、グループLINE「K213夢を築く協会」へ誘導される
- グループ内には、代表者、アシスタント、集金係を名乗る人物がいる
- 「IBKR」と称するURLが送られてきて、口座を開設する
グループ内には、代表者を名乗る「小谷圭仁」、アシスタントを名乗る「吉田麻野」、集金係を名乗る「河野英雄」がいました。
その後、IBKRと称するURLが送られてきて、ご相談者様は指示に従い、証券口座を開設します。
プラットフォーム上では取引を行うたびに利益が出ているように表示されていました。
しかし、利益を出金しようとアシスタントに相談すると、「出金するには担保金を支払う必要がある」と言われてしまいます。
ここで不審に思い調べた結果、同様の手口の詐欺があると知り、被害に遭ったと気付いて相談に至ったとのことです。
IBKR(K213夢を築く協会)の特徴
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IBKR(K213夢を築く協会)では、以下のような特徴が見られます。
- YouTube上の広告を使った誘導
- LINEへの移行・グループLINE参加を経由するクローズド誘導型
- 「代表者」「アシスタント」「集金係」と役割を分けた組織的な体制
- 正規の金融機関であるインタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社のティッカーシンボル「IBKR」を想起させる名称の使用
- 取引画面上で利益が出ているかのような表示
- 出金を希望すると「担保金を支払う必要がある」という理由で出金を制限する説明
YouTubeを含むSNSからクローズドな場へ誘導したうえで取引を進めさせ、最終的に出金を制限するという流れは、投資詐欺において確認されているパターンの一つです。
本件では、グループLINE内に「代表者」「アシスタント」「集金係」と名乗る複数の人物が配置されている点が特徴的です。役割を分担することで、あたかも組織的に運営されているかのような印象を与え、利用者の信頼を得る構造が認められます。
また、正規の金融機関のティッカーシンボル「IBKR」をそのまま名称として使用し、さらにドメイン名にも「ibkr」の文字列を含めている点は、正規企業との関連性を誤信させるおそれがあります。
IBKR(K213夢を築く協会)のドメイン情報
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当事務所に寄せられたご相談に関連して確認された「https://www.ibkrjp.com」について、2026年4月11日時点で公開されているWhois情報を確認したところ、以下の内容が表示されていました。
| ドメイン名 | IBKRJP.COM |
|---|---|
| ドメイン作成日 | 2025年12月26日 |
| 有効期限 | 2026年12月26日 |
| レジストラ | Gname.com Pte. Ltd.(IANA ID: 1923) |
| 登録者国 | HK,CN(香港・中国) |
| 登録者情報 | 非公開(Redacted for privacy) |
| ドメインステータス | clientHold / clientTransferProhibited |
| ネームサーバー | A.SHARE-DNS.COM / B.SHARE-DNS.NET |
※上記は確認時点の公開Whois情報をもとに記載しています/内容は将来的に変更される可能性があります
本ドメインには「clientHold」というステータスが付与されています。clientHoldとは、レジストラ(ドメイン登録事業者)がドメインの名前解決(DNSの応答)を停止させるステータスです。このステータスが付与されると、ドメインに紐づくウェブサイトにはアクセスできなくなります。
clientHoldが付与される理由としては、登録者情報の不備、レジストラ側の判断による利用停止、または第三者からの申告に基づく措置などが考えられますが、具体的な理由は公開されていません。
2026年4月11日時点で、当該ドメインに紐づくウェブサイト(https://www.ibkrjp.com)にブラウザからアクセスを試みたところ、「このサイトにアクセスできません」というエラーメッセージとともに「DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAIN」が表示されました。これは、ドメインに対応するIPアドレスがDNS上で見つからない状態を示すエラーであり、clientHoldステータスの影響によりドメインの名前解決が停止されていることと整合します。
当事務所の対応およびご相談のご案内

当事務所では、SNSを起点とする投資詐欺が疑われる事案(出金不能・追加請求等を含む)についてご相談をお受けしております。以下のいずれかに心当たりのある方は、まずはご状況をお聞かせください。
- 出金申請をしたが、理由をつけて出金できない(出金日を先延ばしされる)
- 利益表示はあるのに、引き出しができない、または条件を追加される
- SNSからLINEグループ等へ誘導され、個別の指示で取引を進めさせられている
- 「先生」「アシスタント」等を名乗る人物の指示で送金・入金を行ってしまった
- 有名な金融機関の名称を冠したサイトで投資を行ったが、不審に感じている
- 返金の可能性や、今後取るべき対応を確認したい
このような状況でお困りの方は、お一人で抱え込まず、できるだけ早い段階でご相談ください。
早期にご相談いただくことで、取り得る対応の幅が広がる場合があります。ただし、被害金の回収が保証されるものではなく、事案の状況によっては対応が困難な場合もあります。
本記事は当事務所へ寄せられた、IBKR(K213夢を築く協会)の相談内容をもとに、関係機関へ情報提供を行った事実をお知らせするものです。
同様の手口による被害拡大を防ぐためにも、十分ご注意ください。
ご不安な点がございましたら、お早めに当事務所までご相談ください。
⇒IBKR(K213夢を築く協会)のご相談はこちらから(公式LINEが開きます)
※本記事の記載内容は2026年2月の法令・情報に基づいたものであり、個別の事案に対する法的アドバイスを提供するものではありません。詳しくは当事務所の免責事項をご確認ください。
よくあるご質問
Q. 「IBKR」は正規のインタラクティブ・ブローカーズのサービスですか?
「IBKR」は、米国の証券取引所に上場しているインタラクティブ・ブローカーズ・グループのティッカーシンボル(株式コード)であり、同社を表す略称として広く使用されています。
しかし、本件で使用されている「ibkrjp.com」は、正規のインタラクティブ・ブローカーズ日本法人の公式ドメイン「interactivebrokers.co.jp」とは異なるドメインです。正規のサービスかどうかを確認するには、公式サイトの情報や金融庁の登録業者一覧を直接確認することが重要です。
Q. ドメインの「clientHold」ステータスとは何ですか?
clientHoldとは、ドメイン登録事業者(レジストラ)がドメインの名前解決を停止するために付与するステータスです。このステータスが設定されると、そのドメインに紐づくウェブサイトにはアクセスできなくなります。
2026年4月11日時点で、本件のドメイン「ibkrjp.com」にはclientHoldステータスが確認されており、サイトへのアクセスはできない状態です。
Q. 「担保金を支払わなければ出金できない」と言われましたが、正規の金融機関でもこのようなことはありますか?
正規の金融機関において、利益の出金に際して「担保金」や「保証金」の名目で追加の金銭を要求することは、通常の取引慣行としては確認されていません。
出金時に追加の送金を求められた場合は、その要求が正当であるかどうかを慎重に確認する必要があります。不審に感じた場合は、追加の送金を行わず、弁護士や公的機関への相談を検討してください。

