
弁護士 有田勝浩
ART法律事務所 代表弁護士
所属 :第一東京弁護士会
登録番号:第36433号
ART法律事務所では、SNS型投資詐欺の被害に遭われた被害者救済と、依頼者様一人ひとりの笑顔を取り戻すことを使命とし、詐欺被害撲滅に励んでおります。

弁護士 有田勝浩
ART法律事務所 代表弁護士
所属 :第一東京弁護士会
登録番号:第36433号
ART法律事務所では、SNS型投資詐欺の被害に遭われた被害者救済と、依頼者様一人ひとりの笑顔を取り戻すことを使命とし、詐欺被害撲滅に励んでおります。
公表されている情報によりますと、SNS上の投資グループやコミュニティの場で、投資プラットフォーム「evjifg.com」への参加を持ちかけられたという経過が確認されております。
当事務所では、本件に関して、金融庁の「SNS上の投資詐欺が疑われる広告等に関する情報受付窓口」へ情報提供を行いました。
本件の核心は、出金の段階にございます。サイトの画面上では、利益が増えているように表示されていたとされています。ところが出金の手続へ進んだ段階で、口座情報の不一致を指摘されて資金が凍結されたと説明され、「認証資金」という名目で追加の送金が求められていたとのことです。
さらに、2026年8月の調査時点では、当該サイトへアクセスできない状態となっておりました。
本記事では、公表情報から確認された経過、当事務所による独自調査の結果、そして同様の状況にお心当たりのある方が取り得る対応について、順にお伝えいたします。
- 広告そのものを特定できる情報は確認されておりません。SNS上の閉じた投資グループを入口として、投資プラットフォーム「evjifg.com」への参加および入金へ進む構造が確認されています。
- サイトの画面上では利益が増えているように表示される一方、出金申請の段階で「口座情報が一致しない」として資金が凍結され、「認証資金」の名目で追加の送金が求められたとされています。支払後も出金できない状態は解消されていないとのことです。
- ドメイン「evjifg.com」は2026年3月13日に登録されており、運用期間は2026年8月18日時点で約158日です。登録者情報はプライバシー保護サービスにより非公開とされ、調査時点では当該サイトへアクセスできない状態が確認されました。
evjifg.comに関する情報提供の概要
はじめに、当事務所が金融庁の情報受付窓口へ提出した内容を整理してお伝えいたします。以下は、公表されている情報を精査したうえで、当事務所が窓口へ提出した情報の概要です。
| サイト名 | evjifg.com |
| グループLINE名 | – |
| SNSの種類 | |
| 偽広告等を特定するための情報 | 不明 |
| 偽広告等の概要 | SNS上の投資グループやコミュニティを通じて、投資プラットフォーム「evjifg.com」への参加および入金を案内されたものです。 |
| なりすまされている著名人等の名前 | 現時点では確認されておりません。 |
| なりすまされている著名人等による注意喚起情報 | 現時点では確認されておりません。 |
| クローズドチャット(LINEのグループなど)への誘導の有無 | あり |
| 上記が「あり」の場合、クローズドチャットのリンク先が特定できる情報 | 不明 |
| 広告等から特定のウェブサイトへ遷移されることの有無 | あり |
| 上記が「あり」の場合、遷移されるウェブサイトのリンク先が特定できる情報 | https://www.evjifg.com/ |
なお、本件では投資用サイトの画面をご確認いただくことができません。2026年8月の調査時点において「evjifg.com」へ接続した際の画面は、以下のとおり、ページが表示されない状態となっておりました。

⇒evjifg.comのご相談はこちらから(公式LINEが開きます)
公表情報から確認された被害の経過
公表されている情報によりますと、本件は「SNS上の投資グループでの勧誘」から始まり、「画面上での利益表示」を経て、「出金申請の段階での資金凍結」へと進む経過をたどっているとされています。まずは、確認されている流れを時間の順にお示しいたします。
- SNS上に設けられた投資グループやコミュニティの場で、「evjifg.com」という投資プラットフォームへの参加を持ちかけられたとされています。
- 投資に関する情報提供が行われ、利益が得られるとの説明を受けたことから、サイト上での取引が開始されたとのことです。
- サイト上で取引を進めると、画面には利益が上乗せされ、資産が増えていく様子が示されたため、実際に利益を得られているものと認識されたとされています。
- 表示された利益の出金を申請した段階で、口座情報の不一致を指摘され、資金が凍結された旨の説明を受けたとされています。
- 凍結を解いて出金するには「認証資金」の入金が必要であると案内され、指定された口座への銀行振込に応じたとのことです。
- 入金分は確認が済み次第お戻しするとの案内であったにもかかわらず、支払を終えた後も出金は実行されていないとされています。
ここからは、それぞれの段階で起きていた出来事について、もう少し詳しくお伝えしてまいります。
SNS上の投資グループから「evjifg.com」への参加案内まで
本件の入口となったのは、広告そのものではなく、SNS上の投資グループやコミュニティであったとされています。グループ内では投資に関する情報提供が行われ、利益が得られるという説明がなされていたとのことです。
その流れのなかで、「evjifg.com」という投資プラットフォームへの参加が持ちかけられました。もっとも、どの広告を経由したのかを特定できる情報は、現時点では確認されておりません。
画面上に表示された利益と、出金申請の段階で示された「口座情報の不一致」
サイト上で取引を行うと、利益が発生し、資産が増えているように表示されていたとされています。この表示によって、実際に利益を得られているものと認識されたとのことです。
ところが、出金を申請した段階で状況が変わりました。口座情報の不一致を指摘されたうえで、資金が凍結された旨の説明がなされております。画面上の数字と、実際に引き出せる資金との間に隔たりが生じた場面だといえます。
「認証資金」名目での追加送金と、その後の状況
凍結を解いて出金へ進むには「認証資金」の入金が必要であると案内されました。入金分は確認が済み次第お戻しするとの説明のもとで、指定された口座への銀行振込に応じたとされています。
しかしながら、認証資金を支払った後も、出金は実行されないままとなっております。出金の前提として利用者側に先払いを求める取扱いは、通常の取引では見られないものです。
この点に加え、調査時点で当該サイトへ接続できない状況が重なっており、本件については詐欺が疑われる状況となっております。
⇒SNS上の投資グループを通じて「evjifg.com」へのご登録を案内された経過にお心当たりのある方は、ART法律事務所の公式LINE窓口までご状況をお寄せください
evjifg.comをめぐる手口の特徴
本件で確認されている経過を整理いたしますと、evjifg.comをめぐる手口には、入口の閉鎖性と出金段階での名目の設定という二つの軸が見て取れます。まずは特徴を列挙し、その後に補足を加えてまいります。
- 公開された広告ではなく、SNS上の投資グループやコミュニティという閉じた場が入口として用いられている点
- 投資プラットフォームとしての体裁が整えられ、取引画面に利益や資産残高が積み上がっていくように示されている点
- 出金申請の段階で「口座情報が一致しない」という手続上の理由が示され、資金の凍結が説明されている点
- 凍結の解除にあたり「認証資金」という名目が用いられ、確認後に返金されると説明されている点
- 運営会社・所在地・代表者名・電話番号・メールアドレス・ライセンスのいずれについても、確認できる情報が見当たらない点
- 2026年8月の調査時点において、当該サイトへアクセスできない状態となっている点
これらのうち、本件を特徴づけているのは3点目から4点目にかけての流れです。出金を阻む名目として「税金」や「手数料」ではなく、「口座情報の不一致」という手続上の不備が示され、その解消手段として「認証資金」が求められている点に、本件固有の構造がございます。
手続上の不備を理由とする説明は、利用者側に落ち度があるかのような印象を与えます。その結果として、送金に応じることが問題の解決につながるものと受け止められやすくなるおそれがございます。
加えて、入口が公開の広告ではなくSNS上のグループであったため、勧誘の内容を後から第三者が検証しにくい状態となっております。この点は、次の独自調査の項でも改めて触れてまいります。
もっとも、画面上で利益を表示したうえで出金の段階に追加の入金を挟むという流れそのものは、SNS型投資詐欺に共通して見られるパターンです。名目が「税金」から「認証資金」へ置き換わっている点が、本件の特色といえます。
取引画面に表示される利益や資産残高は、運営者側が表示している数値であり、現実に引き出せる資金と一致しているとは限りません。「口座情報が一致しない」といった手続上の理由が示された場合であっても、その解消のために利用者側が先に送金を行う仕組みは、正規の金融サービスでは想定しにくいものと考えております。
出金の条件として何らかの名目でお振込みを案内された場合には、お支払いを進められる前の段階で一度ご状況をご整理いただくことが、その後のご判断にあたっての手がかりとなり得ます。
⇒画面上に利益が表示されていたにもかかわらず出金が進まないという経過がございましたら、公式LINE窓口にてご状況をお聞かせいただけます
当事務所による独自調査結果
当事務所では、公表されている情報に加えて、ドメインの登録情報と当該サイトの現在の状況について独自に調査いたしました。結論として、当該ドメインは登録から日の浅いものであり、運営者を外部から確認できる情報は見当たりませんでした。以下、その内容を順にご報告いたします。
ドメイン「evjifg.com」の登録情報(Whois情報)
遷移先である「evjifg.com」のドメイン登録情報を、ICANNの登録データ検索ツールにより確認いたしました。2026年8月18日時点で記録されていた内容は、以下のとおりです。
| ドメイン名 | EVJIFG.COM |
|---|---|
| 登録日(Creation Date) | 2026年3月13日 |
| 更新日(Updated Date) | 2026年3月14日 |
| 運用期間 | 約158日(2026年8月18日時点) |
| レジストラ | GMOインターネットグループ株式会社(Onamae.comとして事業展開/Registrar IANA ID:49) |
| 登録者情報 | onamae.comによるWhoisプライバシー保護サービス/プライバシー保護により非公開 |
| ネームサーバー | IVAN.NS.CLOUDFLARE.COM / JACQUELINE.NS.CLOUDFLARE.COM |
| ドメインステータス | clientTransferProhibited |
出典:ICANN Lookup(登録データ検索ツール)にて、2026年8月18日時点で確認した内容です。
このWhois情報から読み取れる客観的な事実として、まず当該ドメインが2026年3月13日に登録されたものであり、運用期間が2026年8月18日時点で約158日にとどまる点が挙げられます。
また、登録者の名称および組織名は、いずれもプライバシー保護サービスの名義とされております。そのため、外部から実在の運営者を確認することができない状態にございます。
Whois情報のみをもって、当該ドメインの運営者の意図や目的を断定することはできないと考えております。もっとも、運用開始から半年に満たないドメインを通じて資金の送金が行われていたこと、および登録者情報が外部から確認できない状態にあることは、本件をご検討いただくうえで参考となる客観的な事実です。
ご登録やお振込みを進められる前の段階で、こうした基本的な情報をご確認いただくことが、事前の判断材料の一つとなり得たものと思われます。
サイトへアクセスできない状態と、運営者を確認できる情報の不存在
次に、当該サイトの現在の状況を確認いたしました。2026年8月の調査時点において、「evjifg.com」はページが表示されない状態となっております。
あわせて、運営会社の名称・所在地・代表者名・電話番号・メールアドレス・金融サービスに関するライセンスについても調査いたしました。いずれの項目についても、確認できる情報は見当たりませんでした。
この点は、確認手段そのものが失われている状況を意味いたします。金融庁は、免許・許可・登録等を受けている業者の一覧を公表しております(金融庁「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」)。もっとも本件では、運営者の名称自体が確認できないため、この一覧と照合する作業を行うこと自体ができない状態にございます。
サイトへアクセスできない状態にあることのみをもって、運営者が資金を持ち去ったと断定することはできないものと考えております。一方で、運営者を特定する情報が公開されておらず、サイトも表示されない状況では、利用者の側から連絡手段を確保することが難しくなってまいります。
お手元にお取引の画面やメッセージの記録が残っている場合には、その保全が事実関係の整理につながることがございます。まずは残っている資料をご確認いただくところから始めていただければと存じます。
⇒「認証資金」などの名目で追加のお振込みを案内された経過のある方は、ART法律事務所の公式LINEにてご状況を承っております
当事務所の対応およびご相談のご案内
当事務所では、SNSを発端とした投資関連のご相談を、これまでに数多くお受けしてまいりました。evjifg.comに関しても、以下のような状況でお困りの方は、おひとりで抱え込まれる前に、現在のご状況を整理されるところから始めていただければと存じます。
- SNS上の投資グループやコミュニティで知り合った相手から、evjifg.comへの参加を案内された経過がある方
- サイトの画面上に利益が表示されていたものの、出金ができない状況にある方
- 出金申請の際に「口座情報が一致しない」との説明を受け、資金を凍結されたとお聞きになった方
- 「認証資金」などの名目で、指示された口座へ銀行振込を行われた方
- evjifg.comへアクセスできなくなり、運営者との連絡が取れずにお困りの方
- 同種の状況について、現在取り得る対応の選択肢を整理したいとお考えの方
初動の段階でご連絡いただくことの意味
SNS型投資詐欺をめぐる事案では、被害が生じてからの経過時間が、その後の対応の選択肢に影響を与える場面がございます。送金経路の状況や、保全されている記録の量などは、初動の段階で把握できる情報の充実度によって左右されてまいります。もっとも、こうした初動対応をもってしても、被害回復が必ず保証されるものではございません。
お気持ちの整理がつかない段階で、無理にご決断いただく必要はございません。まずは現在のご状況を共有いただき、当事務所とご一緒に整理していくという進め方も可能です。
本記事の位置づけについて
本記事は、evjifg.comに関して公表されている情報を当事務所において精査したうえで、関係機関である金融庁へ情報提供を行った事実をお知らせするものです。
特定の方からお預かりした事案を紹介するものではなく、また、特定の事案に対する法的助言を提供するものでもございません。被害金の回収を保証するものでもございませんので、あらかじめご了承ください。
同様の経過で投資のお誘いを受けられた方、すでにご登録や入金まで進まれた方、出金ができずにお困りの方もいらっしゃるかと存じます。さらなるお支払いに応じてしまわれる前に、一度ご状況の整理をお試しいただければ幸いです。お気にかかる点がございましたら、当事務所までお気軽にお問い合わせください。
⇒evjifg.comのご相談はこちらから(公式LINEが開きます)
よくあるご質問(FAQ)
evjifg.comに関して寄せられやすい疑問のうち、本文では十分にお伝えしきれていない論点について、以下にお答えいたします。「認証資金」の位置づけ、資金凍結の説明、サイトへアクセスできない場合の対応、口コミの有無の4点を取り上げます。
- 出金するために「認証資金」の支払いを求められました。正規の投資サービスでも、出金の前にこうした費用を支払う必要があるのでしょうか?
-
出金の条件として利用者側が先に金銭を送金する仕組みは、正規のサービスでは採用されていないのが実情です。手数料が生じる場合であっても、通常は出金額から差し引かれる形が採られます。
「認証資金」「保証金」「凍結解除費用」など、名称は異なっていても、出金の前提として追加の入金を求める構造は共通しております。入金分を後日お戻しするとの案内がなされていた場合であっても、実際に返金や出金が行われるとは限りません。追加のお支払いを進められる前に、一度ご状況をご整理いただくことをおすすめいたします。
- 「口座情報が一致しない」という理由で資金を凍結されました。これは正規の本人確認の一環と考えてよいのでしょうか?
-
正規の金融機関やサービスにおいても、出金時に本人確認や口座名義の確認が行われることはございます。もっとも、その場合に求められるのは本人確認書類の提出や情報の訂正であり、追加の送金ではありません。
本件では、口座情報の不一致という手続上の理由が示されたうえで、その解消のために「認証資金」の送金が求められております。手続上の不備を理由としながら、解決手段として入金を求められている場合には、その説明の内容を書面やメッセージの形で残しておいていただくことが、後の整理に役立つことがございます。
- evjifg.comへ接続できなくなりました。運営者が分からない状態でも、今から取り得る対応はありますか?
-
サイトが表示されない状態であっても、送金の記録は金融機関側に残っております。まずは、これ以上の送金を控えていただくことが出発点となります。
そのうえで、各回の送金について、振込日・金額・振込先の口座名義を時系列で整理していただけますと、事実関係の把握が進みやすくなります。
預金口座を通じた送金については、振り込め詐欺救済法(預金口座等に係る不正な利用の防止等に関する法律。振り込め詐欺救済法・e-Gov法令検索)に基づく手続が関わる場面もございます。ただし、こうした対応をもってしても、被害回復が必ず保証されるものではございません。
- evjifg.comについて、SNSや掲示板で口コミが見当たりませんでした。口コミがないことは、安全なサービスであることの手がかりになるのでしょうか?
-
口コミが見当たらないことは、安全性を示す根拠にはならないものと考えております。本件のドメインは2026年3月13日に登録されたばかりであり、情報が蓄積される期間そのものが短い状態にございます。
また、本件の入口はSNS上の投資グループという閉じた場であったとされており、勧誘の内容が公開の場に残りにくい構造となっております。口コミの有無ではなく、運営会社の実態やライセンスの登録状況、出金時の対応といった点をご確認いただくことが、判断の手がかりとなります。
※本記事の記載内容は2026年8月の法令・情報に基づいたものであり、個別の事案に対する法的アドバイスを提供するものではありません。詳しくは当事務所の免責事項をご確認ください。

