投資詐欺に遭ったら警察に相談すべき?被害届の提出に必要な準備

投資詐欺に遭ったら警察に相談すべき?被害届の提出に必要な準備
この記事の監修者

弁護士 有田勝浩

ART法律事務所 代表弁護士
所属  :第一東京弁護士会
登録番号:第36443号

ART法律事務所では、SNS型投資詐欺の被害に遭われた被害者救済と、依頼者様一人ひとりの笑顔を取り戻すことを使命とし、詐欺被害撲滅に励んでおります。

投資詐欺は警察に相談することで悪質業者の逮捕が見込める可能性がありますが、被害届を提出するには念入りな準備が必要です。

また、返金を望む場合は警察への相談だけでは不十分なケースが多く、投資詐欺の被害回復に強い弁護士への早期相談が有効です。

本記事では、警察へ相談するメリット・デメリットや被害届の提出に必要な準備、投資詐欺を相談できる警察以外の窓口について解説します。

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目次

投資詐欺の被害は警察に相談すべきか

投資詐欺の被害に遭った場合、警察への相談は有効な手段の一つです。

ただし、警察への相談にはメリットとデメリットの両面があるため、状況に応じた使い分けが重要です。

警察には相談専用窓口「#9110」が設けられており、相談員が被害内容を聞き取り、状況に応じたアドバイスを提供しています(参照:警察庁 警察相談専用電話 #9110)

インターネット上で行われた投資詐欺については「サイバー犯罪相談窓口」の利用も可能です。

警察だけに頼るのではなく、弁護士などの専門家と並行して相談することで、早期解決が見込みやすくなります。

投資詐欺の被害を警察に相談するメリット

警察に相談する最大のメリットは、悪質業者の逮捕・刑事捜査につながる可能性があることです。

  • 被害届が受理されると、投資詐欺が刑事事件として捜査される可能性がある
  • 警察への相談を悪質業者に伝えることで、逮捕を恐れた相手が示談・返金に応じるケースがある
  • 被害を警察に報告することで注意喚起が行われ、同様の被害拡大を防ぐことにつながる

投資詐欺の被害を警察に相談するデメリット

警察への相談だけでは、被害金の返金を直接求めることは難しい点に注意が必要です。

  • 警察は「民事不介入の原則」があり、金銭トラブルへの直接対応は基本的に行っていない 
  • 証拠が不十分な場合、被害届が受理されないケースがある
  • 捜査が開始されても、解決までに時間がかかる場合がある

被害金の回収を優先したい場合は、弁護士への相談を並行して検討することが望ましいといえます。

警察へ被害届の提出に必要な準備

被害届を警察に受理してもらうには、悪質業者の情報・客観的証拠・事件性を明確にした書類の3点を事前に揃えることが重要です。

証拠収集を被害者個人で行うには限界があるため、投資詐欺に精通した弁護士へ早めに依頼することが望ましいといえます。

準備すべき内容は、以下の3つです。

  • 悪質業者の情報を集める
  • 被害の客観的証拠を集める
  • 事件性を明確にした被害届を作成する

悪質業者の情報を集める

被害届の提出にあたり、まずは悪質業者に関する情報を可能な限り収集することが大切です。

詳細な情報が揃うほど、警察が身元を特定できる可能性が高まります。

収集しておくべき主な情報は以下のとおりです。

  • 悪質業者の氏名・住所
  • 電話番号・メールアドレス
  • 振込先の預金口座
  • 偽の投資サイト名・URL・契約書 など

なお、悪質業者は追跡を恐れて投資勧誘に使ったアカウントを突然削除するケースがあります。

気づいた時点でスクリーンショットなどを保存しておくことが重要です。

被害の客観的証拠を集める

被害届の受理には、投資詐欺に遭ったことを客観的に示す証拠の収集が不可欠です。

警察は証拠をもとに、捜査すべき案件かどうかを判断します。

有効な証拠の例は以下のとおりです。

証拠の種類具体例
やりとりの記録業者とのチャット・メールのスクリーンショット
金銭の移動記録詐欺口座への振込明細書・請求書
被害の経緯時系列にまとめた文書

一見無関係に思える情報も捜査の重要な手がかりになる場合があります。

被害者個人で「不要」と判断せず、関係しそうな記録はすべて保管しておくことが望ましいといえます。

事件性を明確にした被害届を作成する

被害届では、業者が「故意に虚偽の投資情報を伝え、金銭を騙し取った」という事件性を明確に記載することが重要です。

警察に悪質な犯行と判断されるためには、以下の点を具体的に記載することが有効です。

  • 被害の状況・騙された手口の詳細
  • 業者とのやりとりの経緯(時系列)
  • 被害金額と振込の事実

被害届の作成・提出を弁護士に依頼すると、法的観点から事件性を整理したうえで警察への説明がスムーズに行える可能性があります。

弁護士は入金状況ややりとり履歴の確認、詐欺業者への連絡・交渉なども担うため、被害者の負担を大きく軽減できます。

投資詐欺を相談できる警察以外の窓口

投資詐欺の被害に遭った場合、警察以外にも相談できる窓口が複数あります。

相談先によって対応できる内容が異なるため、目的に合わせた窓口を選ぶことが重要です。

主な相談先は以下の3つです。

  • 消費(国民)生活センター
  • 金融サービス利用者相談室
  • 弁護士

消費(国民)生活センター

投資詐欺の被害に遭ったら、消費(国民)生活センターへの相談も手段の一つです。

相談員が被害内容を精査し、今後取るべき対応をアドバイスしてくれます。

クーリングオフ制度の対象となる手口であれば、申請によって返金される可能性があります。

まずは相談員に適用できるかどうか確認することをおすすめします。

項目内容
相談窓口消費者ホットライン「188」
対応時間土日祝も相談可能
対応内容被害内容の精査・今後の対応アドバイス・クーリングオフの確認など

(参照:消費者庁 消費者ホットライン)

金融サービス利用者相談室

金融サービス利用者相談室(参照:金融庁 金融サービス利用者相談室)は投資詐欺を含むお金に関するトラブルを幅広く扱っている相談窓口です。

相談員が被害内容を聞き取り、問題点を整理したうえで今後の対策をアドバイスしてくれます。

直接的な返金対応は見込めませんが、必要に応じて専門機関を紹介してもらえます。

24時間対応のウェブ受付窓口も設けられており、被害に気づいた時点ですぐに相談できます。

弁護士

投資詐欺の被害回復を目指すうえで、弁護士への相談は最も有効な手段の一つといえます。

警察や公的窓口では対応が難しい返金交渉を弁護士は法的手段を用いて、行うことが可能です。

弁護士に依頼することで期待できる対応は以下のとおりです。

  • 投資詐欺に該当するかどうかの法的整理
  • 入金状況・やりとり履歴の確認と証拠の整備
  • 詐欺業者・関係先への連絡・返金交渉
  • 被害届の作成・警察への捜査依頼のサポート
  • 必要に応じた民事訴訟の提起

悪質業者は弁護士からの返金請求に対して、逮捕や訴訟を恐れて和解に応じるケースがあります。

被害額の上限なく依頼を受け付けている事務所も多く、騙し取られたお金の回収が見込みやすくなります。

投資詐欺の被害回復は弁護士へ相談を

投資詐欺の被害回復を目指すなら、警察への相談と並行して、早期に弁護士へ相談することが重要です。

弁護士に依頼することで、以下のような対応が見込めます。

  • 警察へ提出する証拠の整備や被害届が受理される可能性が高まる
  • 悪質業者への返金請求・示談交渉を法的手段で進められる
  • 慰謝料の請求が認められる場合がある
  • 悪質業者とのやりとりや手続きを一任でき、精神的負担が軽減される

当事務所には、投資詐欺案件を多数手がけてきた弁護士が在籍しており、過去の解決実績をもとに的確な対応が可能です。

ご相談はLINE・メール・お電話にて受け付けております。

投資詐欺の被害でお困りの際は、一人で抱え込まず、まずは当事務所の無料相談をご利用ください。

警察への投資詐欺の相談についてよくある質問

投資詐欺に遭ったら、警察と弁護士のどちらに相談すべきですか?

両方への相談を並行して進めることが望ましいと言えます。

警察への相談は悪質業者の逮捕・刑事捜査につながる可能性がある一方、被害金の返金には直接対応してもらえません。

返金を希望する場合は、弁護士への早期相談が有効です。

相談が遅れるほど証拠が失われるリスクがあるため、被害に気づいた時点で速やかに動くことが重要です。

被害届を提出したら、必ず捜査してもらえますか?

被害届を提出しても、必ず捜査が開始されるとは限りません。

証拠が不十分な場合は受理されないケースもあり、受理されたとしても捜査の優先度や内容によっては、解決までに時間がかかる場合があります。

被害届が受理される可能性を高めるには、悪質業者の情報や客観的証拠を十分に揃えたうえで提出することが重要です。

弁護士のサポートを受けることで、書類の精度が上がりスムーズに進みやすくなります。

投資詐欺の被害金は取り戻せる可能性がありますか?

状況によっては、被害金の一部または全部を回収できる可能性があります。

弁護士が悪質業者に対して返金請求・示談交渉を行うことで、相手が応じるケースがあります。

ただし、悪質業者が海外に拠点を置いている場合や資金が既に移動している場合など、回収が難しいケースもあります。

まずは弁護士に相談し、回収の見通しを確認することをおすすめします。

警察に相談する際、証拠がなくても大丈夫ですか?

証拠がない状態での相談も可能ですが、被害届の受理には証拠が重要な役割を果たします。

チャット履歴・振込明細・投資サイトのURLなど、少しでも手元に残っている記録は必ず保管しておきましょう。

証拠収集に不安がある場合は弁護士に依頼することで、法的観点から有効な証拠を整理・補強してもらえる可能性があります。

投資詐欺の時効はありますか?

投資詐欺の被害には、民事・刑事それぞれに時効が定められています。

民事上の損害賠償請求権は被害を知った時から原則3年(または被害発生から20年)とされています。

刑事事件としての公訴時効は詐欺罪の場合7年です。

時効が成立すると法的手段が取れなくなる可能性があるため、被害に気づいた時点でできる限り早く弁護士へ相談することが重要です。

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