
弁護士 有田勝浩
ART法律事務所 代表弁護士
所属 :第一東京弁護士会
登録番号:第36443号
ART法律事務所では、SNS型投資詐欺の被害に遭われた被害者救済と、依頼者様一人ひとりの笑顔を取り戻すことを使命とし、詐欺被害撲滅に励んでおります。
LINEグループを悪用した投資詐欺被害が急増しており、身に覚えのないグループへ勝手に追加された場合は投資詐欺である可能性を疑い、慎重に対応することが大切です。
被害に遭わないためには「手口を知ること」「LINEの設定を見直すこと」「不安を感じた際は速やかに弁護士へ相談すること」の3点が重要です。
本記事では、LINEを使った投資詐欺のよくある手口を解説するとともに、勝手にグループに追加されないための設定方法や投資詐欺グループに追加されたときの対処法、投資詐欺にあったときの対処法までをまとめています。
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LINEグループ追加後によくある詐欺の手口とは

LINEを使った投資詐欺の手口には、以下の3つがあります。
- マッチングアプリを使った手口
- 会員制投資サイトを使った手口
- 勝手にLINEグループに追加する手口
マッチングアプリを使った手口
マッチングアプリで実業家などになりすました不審なアカウントとLINE交換をした結果、投資に誘導されて金銭的な被害を受けるケースが報告されています。
マッチングアプリを使った手口の例は以下のとおりです。
- マッチングアプリでLINEでやり取りするように促される
- 恋愛感情を思わせるようなメッセージが送られてくる
- 「結婚のためにお金が必要」などの文句で投資に誘導される
- 投資の収益を引き出すために出金を求められる
- 相手との連絡が途絶える
2025年の警察庁統計(参照:SNS型ロマンス詐欺)によると、マッチングアプリ経由の被害は約3割を占めています。
なお、マッチングアプリを使った手口で特徴的なのが、プロフィールです。
職業は資産家や医者などが多く、顔写真は男女ともに容姿端麗です。
会ったことのない人物から投資の話を持ちかけられた場合は、注意が必要です。
会員制投資サイトを使った手口
会員制投資サイトで「LINEグループの先生から投資を教わったら成功した」などと勧誘される手口が確認されています。
こうした勧誘で誘われるLINEグループの例は以下のとおりです。
- 投資学習
- 投資勉強会
- 投資交流
- 特別講座
被害事例から確認されているLINEグループのトークでは、主催の先生が投資解説や相場予想を行い、複数の参加者が感謝の言葉や利益報告をしているやり取りが見られます。
最終的には、興味を持った方に情報商材を購入させたり、投資用アプリから入金させたりするケースが報告されています。
実際に「先生」のアドバイス通りに口座へ振り込んでしまい、出金できなくなった被害が出ています。
また、会員制投資サイトやオンラインサロンへの勧誘はSNSの広告・ダイレクトメッセージなどがきっかけとなるケースが多くあります。
著名人のなりすましの可能性もあるため、ネームバリューや知名度のみで判断するのは危険です。
勝手にLINEグループに追加する手口
IDや電話番号の友達検索から、詐欺師が勝手にユーザーをLINEグループに追加して投資に勧誘する詐欺手口があります。
勝手にLINEグループに追加する手口の一例は以下のとおりです。
- 勝手にLINEグループに追加される
- LINEグループ内の投資に関するやり取りを見て興味を持つ
- LINEグループの主催者などから投資を勧められる
- 運用上は大きな利益が出ているように見せられる
- 投資の収益を引き出すには追加の支払いを求められる
- LINEグループの主催者・参加者と連絡が取れなくなる
知らない間に見覚えのないLINEグループに追加されていた場合、投資トラブルに関連している可能性があるため、注意が必要です。
会員制投資サイトを使った手口同様、1人が他のメンバーに投資を指導し、利益を得ているやり取りを見せる手法が用いられることが多いようです。
こうしたLINEグループをきっかけに、数千万円規模の金銭的被害が生じたケースも報告されています。
勝手にグループに追加されないための設定方法

勝手にLINEグループに追加されないようにするには、以下のように設定をしましょう。
- IDや電話番号での友達追加をオフにする
- 友達以外のメッセージを受信拒否する
2つの設定を変更するだけで、LINE投資詐欺に遭う可能性を減らせます。
一度設定を確認し、設定が変わっていない方は変更しておくことをおすすめします。
IDや電話番号での友達追加をオフにする
設定変更の手順は、下の表の通りです。
| 手順 | LINE ID検索 | 電話番号検索 |
| 1 | LINEの設定(歯車のマーク) | LINEの設定(歯車のマーク) |
| 2 | プライバシー管理 | 友だち |
| 3 | IDによる友だち追加の許可タブをOFF(グレー)にする | 友だちへの追加の許可タブをOFF(グレー)にする |
2つの友達追加の設定をオフにすることで、不審なアカウントがIDや電話番号で検索しても、友達に登録されにくくなります。
なお、LINEの初期設定ではIDや電話番号の検索がオンになっているケースがあるため、機種変更時や再インストール時には設定を再確認してください。
加えて、友人・家族間などでIDや電話番号の検索を一時的に使う場合にも、利用後には機能をオフにしましょう。
友達以外のメッセージを受信拒否する
設定の変更は以下の手順で可能です。
| 手順 | 友だち以外のメッセージ受信拒否 |
| 1 | LINEの設定(歯車のマーク) |
| 2 | プライバシー管理 |
| 3 | メッセージ受信拒否タブをON(グリーン)にする |
受信拒否設定により友達以外からのメッセージは一切受信しなくなるので、投資グループへの勧誘を受けることもありません。
ただし、すでにアカウントを友達追加している場合は、友達以外のメッセージを受信拒否してもメッセージは送られてきます。投資詐欺が疑われるグループに追加されている場合は個別に通報・ブロックしましょう。
(参照:LINE|LINEみんなの使い方ガイド「プライバシー管理設定の確認方法を知ろう」)
LINEグループの投資詐欺にあったときの対処法

万が一、LINEグループを通じた投資トラブルで金銭的な被害が生じてしまった場合は弁護士に相談するのがおすすめです。
投資トラブルの相談先には以下のような選択肢があり、弁護士に相談すれば警察に行くべきかどうかについてもアドバイスされます。
| 相談先 | 特徴 |
| 弁護士 | 相手方の調査や請求手続きを代行してもらえる |
| 警察 | 被害届を提出する(刑事事件としての捜査依頼) |
| 消費生活センター | トラブル解決のため助言をもらえる |
| 金融機関 | 振込先が犯罪に利用された口座であることを確認し、取引を停止できる可能性がある |
ART法律事務所では、相談者さまのプライバシーに配慮し、秘密厳守で対応いたします。
電話に加えてLINEでも無料相談を受け付けていますので、被害回復のためのステップとして、まずは一度ご連絡ください。
投資詐欺グループに追加されたときの対処法

投資トラブルに関連している可能性があるLINEグループに追加されてしまった場合は、以下のように「メッセージの無視」「アカウントのブロック」などの方法で対処しましょう。
- メッセージを無視する
- 招待アカウントの通報とブロックをする
- グループを退会する
- 電話番号・ID検索の友達追加をオフにする
勝手にLINEグループに追加されてしまっても、すぐに金銭的被害が生じるわけではありません。
まずは冷静に状況を確認し、適切に対処することが大切です。
メッセージを無視する
簡単にできる対処法は、身に覚えのない相手からのメッセージは無視することです。
不審なアカウントからは以下のような勧誘メッセージが送られてくることがあり、一切取り合わないことが自衛につながります。
- 必ず利益が出る投資方法を教えます
- 今すぐ投資しないとチャンスを逃す
- 「利益が出た」などサクラによる体験談
未認証アカウントからの友達追加には「LINEを悪用した詐欺に注意してください」といった警告メッセージが表示されるので、画面表示をよく確認しましょう。
LINEグループの乗っ取りや荒らし行為は、逆に通報される場合があるのでおすすめしません。
通報されると、最悪アカウントが停止されるおそれがあります。何か言いたくなるかもしれませんが、反応せず無視しましょう。
招待アカウントの通報とブロックをする
勝手にLINEグループに追加されたと感じたら、招待アカウントを通報後にブロックしましょう。
通報によって運営に不審なアカウントを報告し、ブロックでメッセージの受信を拒否します。
| 項目 | 内容 |
| トークルームから通報する場合 | 1. トーク画面のメニュー([≡])をタップ 2.「設定」をタップ 3.「通知」をタップ 4. 通報理由を選択して「同意して送信」をタップ |
| メッセージから通報する場合 | 1. メッセージを長押し 2.「通報」をタップ 3. 通報理由を選択して「同意して送信」をタップ |
通報した場合、運営が調査を行って相手のアカウントが停止になることもあります。
続いて、ブロックの方法は以下のとおりです。
- 友達の場合:友達一覧から相手を選んでブロック
- 友達以外の場合:グループトークのメンバー一覧から相手を選んでブロック
先にブロックすると通報できなくなるので、ブロック前に通報しましょう。
(参照:LINE|LINEみんなの使い方ガイド「迷惑なトークを通報する」)
(参照:LINE|LINEみんなの使い方ガイド「友だちをブロック/ブロック解除する方法」)
グループを退会する
通報・ブロック後にグループを退会すれば、再び同じアカウントから接触されることはありません。
勝手にLINEグループに追加されてしまっても、ユーザーの意思で自由に退会できます。
グループの退会手順は、以下のとおりです。
- トーク画面のメニュー([≡])をタップ
- 「グループ退会」をタップ
- 確認メッセージが表示されるので「退会」をタップ
ただし、自分でLINEグループを退会すると、そのグループのトーク履歴はすべて削除され、二度と見ることができなくなります。
「投資詐欺にあったかもしれない」「少しおかしい」と感じた場合には、弁護士への相談や返金請求に備えて、必ずやり取りの内容をスクリーンショットで保存しましょう。
(参照:LINE|LINEみんなの使い方ガイド「グループを退会する」)
電話番号・ID検索の友達追加をオフにする
設定を以下の方法で変更し、再び接触されるのを防ぐことも大切です。
| 手順 | LINE ID検索 | 電話番号検索 |
| 1 | LINEの設定(歯車のマーク) | LINEの設定(歯車のマーク) |
| 2 | プライバシー管理 | 友だち |
| 3 | IDによる友だち追加の許可タブをOFF(グレー)にする | 友だちへの追加の許可タブをOFF(グレー)にする |
また、マッチングアプリや会員制投資サイトなどを経由してLINEグループに追加されるケースもあります。
LINEでの対策とあわせて、他のサービスでも安易に勧誘に応じるのは避けましょう。
よくある質問(FAQ)

- 突然知らないLINEグループに追加されました。すぐに退会した方がいいですか?
-
まずはグループ内の投資話やリンクには反応せず、状況を冷静に確認することをおすすめします。
身に覚えのないLINEグループへの追加はトラブルのきっかけとなるケースがあります。
招待アカウントを通報・ブロックしてからグループを退会するのが安心です。
なお、退会前に証拠としてトーク内容のスクリーンショットを保存しておくと、万一被害が生じた際の相談に役立ちます。
- 勝手にLINEグループに追加されないようにするにはどうすれば良いですか?
-
LINEの設定から「IDによる友だち追加の許可」と「友だちへの追加の許可(電話番号検索)」を両方オフにしましょう。
加えて「プライバシー管理」から「メッセージ受信拒否」をオンにすることで、知らない相手からのメッセージやグループ招待を大幅に減らすことができます。
- LINEグループで「確実に儲かる投資方法」を教えてもらっています。本物かどうか見分ける方法はありますか?
-
「確実に儲かる」「必ず利益が出る」という表現は、投資トラブルの事例でよく見られる文言のひとつです。
金融商品に元本保証はなく、こうした勧誘は金融商品取引法に抵触する可能性もあります。
また、グループ内で複数のメンバーが「利益が出た」と報告している場合も実態とは異なる演出である可能性があります。
少しでも疑わしいと感じたら、お金を振り込む前に当事務所にご相談ください。
- 著名人が紹介している投資LINEグループは安全ですか?
-
著名人や有名投資家の名前・顔写真を使ったなりすましアカウントによる勧誘が多数確認されています。
SNS広告やダイレクトメッセージから誘導されるケースも多く、見た目だけでは本物かどうか確認できないことがあります。
公式サイトや公認SNSアカウントで情報を確認するとともに、LINEグループへの参加を求められた場合は、慎重に判断することをおすすめします。
- 相談したいのですが、周囲に知られたくありません。秘密は守ってもらえますか?
-
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